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春光学園は神奈川県横須賀市にある児童養護施設です。子どもたちの幸せと心豊かで健やかな発達を保証し、自立を支援しています。

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園長あいさつ

児童虐待の相談受理件数が12万を超える中、警察庁の統計によると、被虐待児童に関する児童相談所への通告件数が2004年以降毎年増加して、2017年は6万5431人だった。また、生命への危険などを理由に警察が緊急に保護した子どもは3838人で過去最多でした。 その意味で、私たちが生活する現代の日本の社会は、この数十年で子どもを劣悪な養育環境に置くことに対する公的な介入機会の劇的な増加を経験している真っ只中にあるということがいえる。  そのような状況の中、2016年に児童福祉法が改正され「子どもが権利の主体」と位置付け、家庭への養育支援から代替養育までの社会的養育の充実とともに、家庭養育優先の理念を規定し、実親による養育が困難であれば、特別養子縁組による永続的解決や里親による養育を推進することが明確になった。 この改正法の理念を具体化するため、厚生労働省は2017年8月に「新しい社会的養育ビジョン」を公表した。その内容は、家庭養育の実現と永続的解決(パーマネンシー保障)、施設の抜本的改革の重要性を提言しています。  里親委託率の数値目標には「3歳未満は概ね5年以内、就学前の子どもは概ね7年以内に75%以上、学童期以降は概ね10年以内を目処に50%以上」、更に「就学前の子どもは、原則として施設への新規入所停止」とのことです。 児童福祉法改正の理念を踏まえ、都道府県は、平成30年度中に「社会的養育にかかる推進計画」の見直しをすることになった。計画では、家庭養育の実現と永続的解決(パーマネンシーの保障)、児童相談所と一時保護所の改革、市町村支援策等を盛り込むことにした。  そこで子どもの最善の利益とは何か?施設養護か家庭的養護か?子どもにとってどちらが最善の利益なのか?毎年何人かの卒園生を社会に送り出しているが、その中で乳児院から児童養護施設に措置変更して社会に巣立っていた卒園生を含め多くの卒園生からの声を聞いていると、どちらかと言ったことではない。子どもの養育に必要なことは、子どもたちの個々のケースによって状況や問題が異なり、個別のきめ細やかな対応でしか解決するしかないのだ。一人ひとりに真剣に向き合い、基本的にはその子どものことを大切に考えられるかどうか。そういった意味で、施設も里親もそれぞれが特徴を生かして社会的養育を展開していければよいのではないか。子どもたち一人ひとりが権利の主体であり、最善の利益が保障される社会になるよう職員一丸となって社会的養育に取り組んでいきたい。



児童養護施設 春光学園
  施設長 児山 秀一

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